口腔外科

口腔外科とは?

口腔外科とは?口腔外科とは、口の粘膜や歯茎などのトラブルや親知らずの抜歯、顎関節症など口全体とその周りの病気の診察や検査、治療を行う診療科です。
主に次のような悩みを診療しています。

  • 事故で顔面をケガした
  • 顔が左右対称ではない
  • 顎や頬が張れている
  • まぶたがけいれんする
  • 顎を骨折した
  • 顎がねじれている
  • 顎の関節から音がなる
  • 顎が外れた
  • 舌に炎症が起きている
  • 舌に黒ずみがある
  • インプラント治療を受けたい
  • 歯茎が腫れている
  • 歯が折れた

親知らずの抜歯

そもそも親知らずとは?

そもそも親知らずとは?親知らずは智歯とも呼ばれ、上下左右の最も奥に生えてくる歯です。18~20歳と成人間近に生えてくることから、親を知らない歯ということで親知らずと呼ばれています。現代人は顎のスペースが狭い傾向があり、親知らずが横や斜めに生えてきて周囲の組織に影響を及ぼすことが多いです。親知らずには歯ブラシが届きにくいため、むし歯や歯周病のリスクが高いことにも注意が必要です。

親知らずはむし歯や歯周病が再発しやすく、周りの歯に影響を及ぼすことも多いため、抜歯することが一般的ですが、中には抜かなくても良いケースもあります。

抜いたほうが良い親知らず

抜いたほうが良い親知らず

  • 上下の親知らずが噛み合っていない
  • 親知らずの一部が歯茎に埋まっている
  • 親知らずが横向きや斜めに生えている
  • 親知らずが原因で噛み合わせが乱れている

親知らずを放置するリスク

親知らずを放置するリスク親知らずには歯ブラシが届きにくいため、むし歯や歯周病になるケースが少なくありません。手前の歯までむし歯になる恐れがあるため、むし歯になった親知らずは基本的に抜歯します。また、斜めに生えた親知らずや一部が埋まっている親知らずは、周囲に歯垢が溜まりやすいため、歯周病のリスクが高くなります。

その他、親知らずが手前の歯に食い込むことで歯の根が抜けてしまい、手前の歯まで抜歯が必要になる恐れがあります。そして、食べかすが親知らずの周辺に溜まりやすいことで、口臭が悪化するケースも少なくありません。このように、親知らずが及ぼす悪影響は多岐にわたるため、早めに抜いてしまった方がよいのです。

顎関節症とは?

顎関節症とは?顎関節症とは、顎の痛み、開口障害、関節音などの症状が現れる病気です。20~30代の情勢が発症しやすい傾向がありますが、ストレスや噛み合わせ不良などが要因のため、年齢や性別を問わず誰でも発症します。症状の個人差が大きく、日常生活に支障をきたすほどに強い痛みが現れるケースもあります。早期に治療を受けることで、食事をとれなくなるほどに強い症状が現れる事態を防げるため、顎関節症を軽く見るのではなく、早めに歯科医師の診察を受けることが大切です。

こんな症状はありませんか?

  • 嚙み合わせが変化した
  • 顎を動かすと痛い
  • 口を大きく開けない
  • 口を開けたり閉めたりすると関節音が鳴る
  • 頬やこめかみに痛みがある
  • 硬いものを噛むと顎が痛い

顎関節症の治療法

顎関節症の治療法顎関節症の治療法は、症状によって異なります。噛み合わせ治療、寝るときにマウスピースを装着して歯ぎしりの負担を抑えるスプリント療法、抗炎症薬による炎症の鎮静、顎まわりの筋肉のマッサージ、外科手術などが主な治療法です。
まずは、顎関節症の診断を受け、歯科医師の話を聞くことをおすすめします。